美味しさがつまったホタテの稚貝
さくら水産の月替わり鍋、1月の「貝鮮鍋(1月10日~31日)」に入っている貝は「ホタテの稚貝」と「ホンビノス貝」の2種。「ホタテの稚貝」は「ベビーホタテ」とも呼ばれるので、名前そのままわかりやすいですね、若いホタテのことです。ホタテはだいたい3年で刺身用などでよく見る、あの大きなホタテになります。稚貝はまだ1年ぐらいの小さなホタテで、ぎゅっと美味しさがつまった食べやすいサイズのことを言います。
もう一つの「ホンビノス貝」はいかがでしょうか。あまりなじみがないですね。このホンビノス貝とは一体どんな貝なんでしょう。
ホンビノス貝とは?
ホンビノス貝は東京湾最奥部(千葉県湾岸部)では過去に“大アサリ”と呼ばれていたり、はたまた流通名で“白ハマグリ”と呼ばれたりしたこともありましたが、ハマグリともアサリとも違う貝です。漢字では「本美之主貝」と書きます。何となく雅(みやび)な名前です。大型の貝なので、見かけはハマグリに似ていますが、ハマグリと比較すると丸みが強く、左右が非対称で殻頂が少し曲がったかたちをしています。もともとの原産は北米とされていて、北米からの船舶のバラスト水(底荷、船底に積む重しとして用いられる水のこと)にまじっていたものが定着したと言われています。それが事実だとすればずいぶん遠くから旅をしてきた貝なんですね。
「出世貝」の貝鮮鍋で新年会を!
このホンビノス貝、実はなんと英名ではサイズに対応して変化する「出世貝」とされているんです!!出世貝で出世街道!?・・・の縁起物です。小さいのが“littleneck”で最も大きいのが“quahogs”または“chowder clam”と呼ばれ、代表的な貝のスープ「クラムチャウダー」の貝はだいたいこのホンビノス貝が使われているそうです。昔から日本で採られていたアサリやハマグリとは違うものとして、あまり脚光をあびてきませんでしたが、その食味が認められて、今では漁業権も設定されスーパーなどでも少しずつ見かけるようになりました。ハマグリと同程度の大きさで、食べごたえもあってとてもおいしい貝なんです。
酒飲みなら貝の鍋で一杯やるべし
さくら水産では、1月の月替り鍋「貝鮮鍋」をご提供中。ホタテ稚貝とホンビノス貝のダブル鍋です。
貝類にはおいしい成分(旨味)がたっぷり。やっぱり出汁が最高です!!タウリンも含まれているから、肝臓にも優しいのが酒飲みには嬉しいツマミになりますね。体をいたわりつつ、旨味たっぷりの出汁が存分に堪能いただける「貝鮮鍋」。新年会にいかがでしょうか。